海中移動と中性浮力:今から始めるスキューバダイビングの基礎知識

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海中移動と中性浮力

・フィンのキックで移動
水中の移動は、バランスをとったりする以外は手を使わずに、フィンのキックだけで移動を行ないます。体が立っていると水の抵抗を受けやすいので、体を平行に伸ばし、胸を張ります。手を腰の辺りに添えて肩の力を抜くと良いでしょう。

・大きくしなやかにキック
膝を曲げないようにしてつま先を伸ばし、腰からキックを始める感じに大きくします。蹴り上げは、足の裏に少し力を入れます。

・呼吸に合わせてゆっくり
レギュレーターでの呼吸のリズムに合わせて、ゆっくりキックを行ないます。また、フィンは大きく動かす事で推進力が楽にできるようになっています。

・方向転換は体全体でする
方向転換をする場合、上半身を変えたい方向に向けながら体を傾けていきます。体全体でスムーズに行なう事によって、余計なキックでの疲労や呼吸の乱れなどがおこりません。下に方向転換したい場合、頭を下に向けて腰を少し折る感じにします。

・海底から1メートルを泳ぐ
海中を移動する場合、海底から1メートル位の所をを泳ぐようにします。岩などに膝をぶつける事も少なく、巻き砂を上げない距離です。生物観察などにもちょうど良いです。

・浮きも沈みもしない状態
状況の変化でダイバーの体が浮き沈みします。しかしBCDの出し入れをする事で、中性浮力を作る事ができます。

・上半身が浮き上がる姿勢
海底で腹ばいになり、BCDの給気ボタンを1~2秒押して空気を入れます。レギュレーターから息を吸って上半身が少し浮き上がる状態が中性浮力の姿勢ですので、浮き上がらないようでしたら、もう1度給気してください。

・マイナス浮力
水深が増してくるとドライスーツの浮力が減少します。こうなると、マイナス浮力になりフィンを動かさないと沈んでしまいます。BCDに1~2秒給気する事で中性浮力にする事ができます。変化が出るまで2~3秒かかりますので様子を見ながら行ないましょう。

・プラス浮力
プラス浮力は体が浮いて泳ぎにくい状態です。排気ボタンを押して空気を減らすとよいでしょう。慣れないうちはこまめにコントロールしましょう。息を吸った時に浮き、吐いた時に沈む状態が出来るように練習すると良いでしょう。

・口での吹き込み
原則的には、BCDでの給排気なのですが、レギュレーターを外しマウスピースを口に当てます。水をクリアして排気ボタンを押しながら空気を吹き込みます。レギュレータークリアのために空気は残しておいて下さい。

・ホバーリング
ホバーリングは、中性浮力を利用して、体を水中で静止させたり、直立姿勢や逆立ちなど、フィンを使わずに静止できます。生物観察などには最適です。